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ひきだしにテラリウム(九井諒子)

ひきだしにテラリウムひきだしにテラリウム
(2013/03/16)
九井諒子

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久々にブログを書いてしまうほど、俺の中で大ヒット!

これは、星新一ショートショートの漫画版だ!

2ページから長くても十数ページほどのショートショートが数十篇。
それぞれに秀逸なオチやブラックユーモアが濃厚に盛り込まれてあって、それでいて軽やかに読める。
途中で休憩することもできずに全部一気に読んでしまった。

それぞれの話し毎に絵柄が全然違ったりして、一瞬オムニバス作品かと思ったが、これ一人の漫画家さんが書いてるんだとまたビックリ。

この漫画家さんの別の作品も読んでみたいと思った。

面白かったー。
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theme : 漫画
genre : アニメ・コミック

アイ・アム・サム

アイ・アム・サム (竹書房文庫)アイ・アム・サム (竹書房文庫)
(2002/06)
クリスティン ジョンソン、ジェシー ネルソン 他
映画を見て結構良かったので、小説も買っといたんだけど置きっぱなしになっていたと言う本。

内容は以下のようなもの
コーヒーショップで働くサムは知的障害のため7歳の知能しかもっていない。そんなサムの宝物は愛娘のルーシー。慣れない子育てに奮闘しつつも、ひたむきに愛を注いでいる。優しい仲間たちにも囲まれ、幸福な日々を送るふたりだったが、ある日、悲劇が襲う。父親の知的年齢を追い越してしまったルーシーが学ぶことを拒否しはじめたのだ。心配した担任教師からソーシャルワーカーが派遣され、ルーシーはサムのもとから連れ出されてしまう。もう一度ルーシーと暮らしたい。父親失格の烙印を押され落ちこむサムだったが、敏腕女性弁護士リタとともに、裁判に出ることを決意する。なぜなら、誰よりも自分がルーシーを愛しているから―。はたしてふたりは幸せな日々を取り戻すことができるのか。せつないほどに無垢な愛、親子の絆に涙する感動の物語。

映画を見た時の感想は「かなり美化されててご都合主義な展開だけど、子を持つ親なら感動するだろうこれは!」と言う感じ。
ルーシーが、演じたダコタ・ファニングの可愛さ、演技の巧さもあって、もう完璧すぎるいい子。
どうやったらこんな子に育つんだ~と悶絶するような完璧さだったんだけど、小説版ではもう少し子供っぽいかな。
どっちにしろいい子だけど。

映画ほどルーシーが完全無欠な子供と言う訳でもないため、相対的にサムの知的障害が強調されるシーンは多くなく、「知的障害をもつ親でルーシーが可哀想」と思う事が少なかった。
こっちの物語のほうが主題である「無償の愛」とか「親子の絆」が強調されて、スッキリしてていいと思った。

小説版も映画と同じく、ひねくれた見かたをしなければ、純粋に感動出来る話だと思う。

あとこれは映画を見た後に小説を読んだから思うことなのか、細かく説明されていないシーンでも、映画の映像が頭に浮かんできて良かった。
例えば小説では「風船を皆で持って歩いた」的なそっけない表現しかされていなくても、映画の映像により「アビイ・ロード」のジャケットのように横断歩道を並んで歩くサム達の姿がありありと浮かぶ。
映画見てから小説読んだほうがいいかもしれない。

映画も小説も感動した。
おすすめです。

theme : 読書感想文
genre : 小説・文学

アルケミスト―夢を旅した少年

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
(1997/02)
パウロ コエーリョ
スペインの羊飼いの少年サンチャゴが、色々な発見をしながら、ピラミッドの宝を探す物語。

・・・と書くと凄くワクワクドキドキなファンタジーと言う感じがするかも知れないけど、実際に読んでみると何となく拍子抜け。

最初は文章が非常に平易で淡々と書かれているために、スッと物語に入って行けて良い。
そして中盤、泥棒にあったり砂漠へ向かったり錬金術師に出会ったりと、色々な事が起こってどんどん読み進められる。

しかし中盤以降、その辺に溢れてる「気づき」とか「宇宙との合一」とかの非常に「自己啓発本」や「宗教本」っぽい内容が増えてイライラし始める。

何か事件(選択肢)→(助言)気づく→解決

と言う何とも盛り上がらない内容の繰り返し。


神様はいるんだよー。

お前が心を重ねれば分かるんだよー。

ちゃんと分かれば大丈夫だよー。


そんな感じ。
以前読んだ「聖なる予言」を少々低年齢向けにしたような内容。
ラストまで前述の「気づいたから大丈夫」で話が進むので、冒険と言う雰囲気はなく、気づけば大丈夫だと分かってるので、ドキドキ感もなく。
「ちゃんと気付いたので宝も手に入り運命の女性と結ばれ幸せに暮らしました」

なんすかコレ。
最後はしっかり自己啓発本。

俺はこんなの読みたかった訳じゃねー!


自己啓発本を読みたい人には、非常に読みやすく良い本かもしれないけど。

theme : 読書感想文
genre : 小説・文学

スプートニクの恋人

スプートニクの恋人 (講談社文庫)スプートニクの恋人 (講談社文庫)
(2001/04/13)
村上 春樹
(たぶん)人生初恋愛小説。
何年か(もしくは十何年か)ぶりの村上春樹。

・・・村上春樹ってこんな文章だっけか?
話が回りくどくて、セリフも人物描写も何もかもがイライラまでは行かなくとも苦笑するレベル。
無駄にオサレな言い回しも、社会のありように疑問を抱いている俺カッコイイ的な登場人物の思考も、バブルな時代のトレンディドラマみたいで全く感情移入できない。

主な登場人物は3人で、ストーリーテラーの男は「かっこ良くて女には不自由しないけど一人の女性を愛していて頭も良くてでも世の中に疑問を持ちつつ教師という仕事を持っていてそれなりに金もある自立した男」
もう一人は「文学に傾倒してダンディで金持ちな父親から自由に文章を書かせてもらうためにお金出してもらってる仕事してないものすごく個性的で頭の良い女性」
最後は「社長で美人で自由で数ヶ国語を話せて日本育ちで留学経験もある韓国籍で暗い影もあるけどそれをあまり表に出さない芯の強い女性」

なにこれwww
この登場人物たちがギリシャの別荘でワイン飲みながらとかヨーロッパでワインの買い付けしながら「こういう世の中に対する不安や疑問って皆持ってるよね!俺たち普通だよね!皆同じだよね!」って言ったリするんだよ。
どこにシンパシーを感じろって言うのかw

なかなか本の中の世界に浸れないため、読み進めるのが遅くなった。

ラブ・ストーリーってのはこんなモノなのかもしれないけど、何かを訴えかけるでもなく、読んでいて楽しいわけでもなく。
最後まで文章を読んでも「え?だから何?え?」って感じだった。
村上春樹・・・それとも恋愛小説自体?どっちがダメなのかわからないけど、とにかく俺には無理だ。
もう二度と村上春樹とラブ・ストーリーは読まないぞ。

theme : 読書感想文
genre : 小説・文学

四日間の奇蹟

四日間の奇蹟 (宝島社文庫)四日間の奇蹟 (宝島社文庫)
(2004/01)
浅倉 卓弥

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第1回「このミステリーがすごい!大賞」の金賞受賞作品と言うのが偶然目に入ったので買ってみた。
結論から言うと「この(作品を)ミステリー(だと言い切ってしまう所)がすごい!大賞」だった。

全6章+後日談的な終章で構成されているこの小説は、2章まで、過去の痛ましい事件の話は出て来はするけど、現在進行形の事件らしい事件は全く起こらずに、ゆるゆると進んで行く。
初めは「いつ事件が起こってミステリーになるんだ?」と少々イライラしながら読み進んで行ったんだけど、だんだんその展開が心地よくなってきた。
心地いい理由はたぶん、出てくる人々全員が良い人・・・と言っては語弊があるかも知れないが、普通に人のことを慮って、悪い事をしないから。

つまり「良い人しか出てこない」ではなく、「悪い人が出てこない」からかと思う。
大雑把な雰囲気で言うと、マンガ「よつばと!」の雰囲気。

その後の展開はまぁ何処かで見たことのあるプロットの寄せ集め感は否めないし、ご都合主義すぎると言ってしまえばまさしくご都合主義ではあるんだけど、この話に関してはそれでいいと思えた。

おしゃべりな人と言う設定のメインクラスの登場人物や、昔語りをする人々が、それこそ橋田寿賀子のドラマばりに何ページもの長いセリフで状況や過去を説明しちゃったりするのはちょっとどうかと思うけど、それ以外の描写は素晴らしい。
特に色。
各場面場面に読者の頭の中を染める強烈な色彩が表現されていて、映像がありありと頭の中に浮かび上がる。
朝焼けの赤に浮かび上がる黒い人の行列、窓の外を真っ白に染めるもやと一瞬でそれを吹き払う太陽の光、月光に照らし出されるステンドグラスなど。
頭の中に情景が思い浮かぶと、凄く入り込みやすい。
そしてもう一つ、音楽・・・音。
風の音、シンとした廊下などの普段の音。
そしてラストへ向かう要所要所で奏でられるピアノ曲。
有名な曲ばかりチョイスされているので、音楽が脳内再生されるため、どんどん盛り上がって行く。

とても映像化しやすそうな小説だった。
(なんか映画化されててDVDも出てるらしい。あとで借りて見ようと思う)

読後に嫌な気持ちの残らない、さわやかな極上のファンタジー。
さすが「このファンタジーがすごい!大賞」受賞作品だ。

theme : 読書感想文
genre : 小説・文学

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プログラムみたいなもの組んだりする仕事してるおっさん。子持ち。ベガルタを生暖かい目で見守る日々。ブランメル時代の殺伐とした応援が少し懐かしくもある今日この頃。

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