9月14日にH-IIAロケット13号機によって打ち上げられた月周回衛星「かぐや(SELENE)」が、昨日実施された月周回軌道投入マヌーバ(LOI1)によって、月周回軌道へ投入されたことが確認された。
この後、9日にはリレー衛星
※1を分離。
12日にはVRAD衛星
※2を分離。
19日には、定常観測軌道(高度100km)の月周回軌道への投入が実施され、月周回観測フェーズに入る予定だ。
ちなみに9月29日には、地球から約11万km離れた宇宙から、地球をハイビジョン撮影すると言う初の試みも実施され、JAXA臼田宇宙空間観測所で鮮明な動画を受信する事に成功している。
その動画の一部を静止画像として切り出したものがこれ

(クリックするとフルサイズの画像が表示されます)順調に行っている様でなによりだ。
今後の定常観測の結果に期待したい。
詳しくは、
月周回衛星「かぐや(SELENE)」特設サイトで。
※1:リレー衛星八角柱の形でダイポールアンテナを持つ。主目的は、主衛星の電波を月の裏側から中継、及び重力測定。※2:VRAD衛星VRADとは differential Vlbi RADio sources の略。八角柱の形でダイポールアンテナを備える。主目的は、主衛星、リレー衛星、VRAD間でのVLBI測定。そのための、電波送信源としての送信機。
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