HACHI~約束の犬~

1987年に公開された邦画「ハチ公物語
ストーリー
アメリカ東海岸の郊外にあるベッドリッジ駅。
大学教授のパーカーは、その駅前で迷子になっていた秋田犬の仔犬を保護して家に連れ帰る。
以前に飼っていた犬を亡くした悲しみがまだ癒えない妻の反対を押し切って、仔犬を飼うことを決めたパーカー。
着けていた首輪に漢字の「八」が刻印されていたことから、仔犬は「ハチ」と命名される。
パーカーの愛情を受けてすくすくと育ったハチは、毎朝彼を駅まで見送り、午後5時になると迎えに行くのが習慣になり、周囲の人々もそれを微笑ましく見守っていた。
しかし、幸せな日々は突然の悲劇によって終わりを迎える…。
とまぁ舞台がアメリカの架空の町に変わっただけで、プロット自体は大体そのままな感じ。
ストーリーを知ってるからなのか、ほぼ感動無く見終わってしまった。
感動が無いどころか、色々「?」な処が目について釈然としない。
プロットが現代に即してないんだと思う。
たぶん秋田犬位の犬が放し飼い状態でウロウロしてたらいろんな所で問題なると思うし、先生の死後ハチを引き取った娘が「あなたと一緒にずっと暮らしたいけど、行きたいなら止めないわ」とか言ってハチを放置するのも問題だと思う。
10年後に駅でハチに再会した先生の奥さんも、ヨボヨボになったハチを連れて帰らずに放置。
温かい部屋の中でハチと先生の思い出を幸せそうに孫に話して聞かせる奥さんと、雪の降り積もる中駅前で帰らぬ先生を待つハチの対比が・・・ちょっとムカッと来たり。
全体的に「感動させよう」と言うか、監督の「これ、良いでしょ!いい話でしょ!?」って感じがにじみ出てて今ひとつの映画だった。
あ、一箇所だけ今一つどころか「なにコレwwww」と思ったシーンがある。
季節の移り変わりを表現したハチ公の顔のアップの背景で木が枯れ木→青葉→落ち葉と言う風にめまぐるしく変化するとこ。
アレは無いわ。
普通に色々な背景で待つシーンを繋げた方が趣があったと思う。
あのシーンで決定的に気が削げた。
なんか・・・借りて失敗だったかも。