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福島県の校庭利用基準

福島県の校庭利用にあたって、文部科学省が定めた放射線量の上限は年20mSv(ミリシーベルト)。
文部科学省の説明によれば「原子力安全委員会が20mSvで差支えないと言う決定を下した」と言うのが根拠だと言うことなのだが、5月2日に参議院会館の講堂で行われた話し合いの席で原子力安全委員会事務局の課長補佐はその決定を「正式な会議ではなく議事録も残していない」「原子力安全委員会のなかには20mSvを容認した者はいない」と根拠を完全否定した。
全くの無根拠で誰も責任の取れない20mSvと言う数値はどのようなものなんだろう?

まずこの「年20mSv」と言う時に使用される数値は「実効線量」の事だと思う。
実効線量ってのは放射線を被爆した際に、各臓器が吸収した放射線の相対値をすべて加算した合計で、つまりは人体にどれくらいの影響があるかと言う数値だから「ここからこれくらいの放射線が出てるから実効線量はこのくらい」と言う計算は出来ない。
で、実効線量は直接測定できないから、「1センチメートル線量当量」とかを基準として係数をかけて算出してるはずなんだけど、ガイガーカウンターとかで測定される値ってのが実際どっから持ってきた値でSv表記になってるのかってのがよく分からない。
ちなみにその係数自体も根拠がよくわからないし、そのSv表記がどの線量を示しているのかもわからない。

そんなこんなを踏まえた上で。

年間被曝量の例と1回あたりの被曝量の例を示す。(Wikipediaより)

実効線量 (mSv)内訳
0.05原子力発電所の事業所境界での1年間の線量。
0.1 - 0.31回の胸部X線撮影。
0.2東京とニューヨーク間を航空機で1往復 (高度での宇宙線増加)。
1.0一般公衆が1年間にさらされてよい人工放射線の限度 (ICRPの勧告)。
放射線業務につく人 (放射線業務従事者) (妊娠中の女子に限る) が妊娠を知ったときから出産までにさらされてよい放射線の限度。
1.21日1.5箱のタバコを吸う喫煙者と同居する人が、副流煙から受ける年間の線量。
1.51年間に自然環境から1人が受ける放射線の日本平均。
2.0放射線業務従事者 (妊娠中の女子に限る) が妊娠を知ったときから出産までにさらされてよい腹部表面の放射線の限度。
2.41年間に自然環境から1人が受ける自然放射線の世界平均 (宇宙0.4、大地0.5、ラドン1.2、食物0.3の合計)。
41回の胃のX線撮影 (2011年3月19日以前のバージョンでは「胃のX集団検診 - 0.6 mSv/回」という説もある)。
5放射線業務従事者のうち妊娠可能な女子が法定の3か月間にさらされてよい放射線の限度。
6.91回のCTスキャン
7 - 20X線CTによる撮像。
10日本国原子力安全委員会の指針での一般人の「屋内退避」
ブラジル・ガラパリで1年間に自然環境から1人が受ける自然放射線。
13 - 601日1.5箱のタバコを吸う喫煙者の年間の線量 (タバコの葉に含まれるラジウム226、鉛210、ポロニウム210等からの放射線)。
50電離放射線障害防止規則による放射線業務従事者 (妊娠可能な女子を除く) が1年間にさらされてよい放射線の限度。
日本国原子力安全委員会の指針では一般人の「避難」
自衛隊・消防・警察 (妊娠可能な女子を除く) が1年間にさらされてよい放射線の限度。
100人間の健康に影響が出ると証明されている放射線量の最低値 (これ以下の放射線量についての健康被害は長期的なものを含めて、一部に論争はあるが、証明はされていない)。
電離放射線障害防止規則による放射線業務従事者 (妊娠可能な女子を除く) が法定の5年間にさらされてよい放射線の限度。
電離放射線障害防止規則による放射線業務従事者 (妊娠可能な女子を除く) が1回の緊急作業でさらされてよい放射線の限度。
250福島第一原子力発電所事故での緊急作業従事者に限って適用されている被曝線量上限。
白血球の減少。(一度にまとめて受けた場合、以下同じ)
500リンパ球の減少。
国際放射線防護委員会による人命救助を例外とする上限。
1,000急性放射線障害。悪心 (吐き気)、嘔吐など。水晶体混濁。
2,000出血、脱毛など。5 %の人が死亡する。
3,000 - 5,00050 %の人が死亡する (人体局所の被曝については3,000 : 脱毛、4,000 : 永久不妊、5,000 : 白内障、皮膚の紅斑)。
7,000 - 10,00099 %の人が死亡する。ただし、頭部や胴体ではなく手足のみに被曝をした場合は、手足の機能に障害 (熱傷等) が出る。
10,001以上
これを見ると例えば年間10mSvと言う量。
ブラジルのガラパリと言う地域での自然の年間放射線量。
モナザイト岩石と言うウランやトリウムを多く含む岩石の地帯であるため、普通にこのくらいの線量があるそうだ。
インドのケララ州と言う地域も同じ。
これを見ると「年間20mSvは大したことがない」と思うかも知れない。
しかし、同じ10mSvは日本国原子力安全委員会の指針での一般人の「屋内退避」の基準だ。
もともと10mSvで大人ですら退避するように定めていたのが、「やっぱ倍でも大丈夫」って言われて納得出来るわけがない。

もともと日本の基準は厳しいものだったと言うのはわかる。
が、今まで放射線業務従事者の中でも特に危険な部署で働いていた人くらいしか浴びていなかった放射線を子供に浴びさせて、根拠もなく「大丈夫大丈夫」と言われて納得する親が居るとでも思ってるんだろうか?

死刑廃止論についての時にも書いたが、こういう人たちは実際にその危険が自分の家族や近しい人に襲いかかってくる事を考えていない。
想像力が欠如しているのか、分かっていても立場的に無視しているのか。
たぶん後者なんだろうけど・・・。

theme : 原発事故
genre : ニュース

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