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法律上の年齢計算

仕事上で年齢を計算するプログラムをチェックしていたら、うるう年関連のところのバグ改修コメントに「え?」と思う記述があり、法令上どういう扱いなのか調べたら結構面白かったのでまとめてみる。


「民法上、誕生日の前日に年をとる」

まず大前提として、「年齢計算ニ関スル法律」と言う非常に短い民法の付帯法で以下のように定められている。

・年齢は出生の日より之を起算す
・民法第143条の規定は年齢の計算に之を準用す
・明治6年第36号布告は之を廃止す
(以上、全文w)

普通一般の法律ではだいたい初日を省き翌日を起算日とする事が多く、これはかなり珍しい。
さらに「民法第143条」では前日に年齢は満了し、その満了する時刻は午後12時となっている。
つまり、民法上年齢は前日の午後12時に1歳加算されるということだ。


「2月29日生まれはいつ年をとるのか」

そこで、うるう年のうるう日が誕生日の人の計算の話になる。
よく「2月29日生まれだから4年に1回しか年取らねぇw」みたいなネタを聞くことがあるが、当然法律上そんな事はありえず、2/29の前日2/28午後12時をもって毎年粛々と年をとる事になる。

「2/29生まれの人は2/28か3/1の好きな方を誕生日にできる」とか「親の誕生日や1月1日など、自由に誕生日を決められる」と言う噂もあったがそんな事はなく、公的証明書の誕生日はそのまま2/29表記となり、年齢は2/28の午後12時に加算される。
まぁ誕生会は3/1に行うのがスジということになるだろうか。


ただ、上記の年齢基準は基準として月度、年度などで管理している場合、例えば4/1生まれの人の場合、民法上3/31に年をとる訳だが、4月度の処理となる。
当然年度管理している場合は4月から始まる新しい年度の処理となる。
この処理については、各法律によって色々細かく決まっているようだ。


「なぜ4月1日ではなく4月2日生まれからが新しい学年なのか」

ここで、うちの次女(3/31生まれ、予定日4/3)の話になる。
学年は4/2生まれからが次の学年となるらしく、特に小学校低学年位までは成長差による体力的な差が大きいだろうと「なんとか4/2まで生まれてこないでくれ〜」と家族親族一同で祈ったのだが如何ともし難く3/31に生まれてしまった。

で、4/1生まれからが次の学年なるならともかく、なぜ4/2なのか。

学校教育法に「保護者は、子の満六歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから(中略)就学させる義務を負う。」と言う一文がある。
そして学年は4/1〜翌年3/31と決められている。

つまり、4/1生まれは3/31で満6歳になり、その翌日(4/1)以降の学年の初めは3/31生まれ以前の人たちと同じになる。
しかし、4/2生まれは4/1で満6歳になるため、その翌日(4/2)以降の学年の初めは翌年になってしまうのだ。

またどうしてこんなにややこしい日付にしてあるのか、わざと面倒にしてるんじゃないかと疑ってしまいたくなるが、まぁ一応は筋道立てた説明はできるので良しとしよう。

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